あなたの周りにもきっといる、アスペルガー症候群の人との付き合い方

「もしかしてアスペルガー?」と思ったら読む本

アスペルガー症候群という言葉をTVや誰かの会話で聞く機会はこれまでにもありましたが、もしや・・・?と少し前に思った節があったので確認の意味も込めて参考にさせていただきました。

人と少し違った感覚を持ち合わせ、独特の言葉遣いや行動を見せるある種の天才であり、変わり者。

“ゆとり世代”や“さとり世代”と言われる現代において、世代では括れない人間性を感じる時に、友人関係では「彼は○○だから。」と“個性”という言葉で括って、なんだか少しプラスの意味を含めた揶揄で表現されることがしばしば見受けられます。



果たしてそれは正しいのか?

一見どこにでも居るような人柄だと思っていたけれど、なかなか話が通じない場面があったり急に突発的な行動に出たりする人など、あなたの周りにいませんか?

一概にそういった人々が皆、発達障害の一種であるアスペルガー症候群であると決めつけてしまうのは良くありませんが、職場の同僚や部下などにそういった人がいると円滑に物事も進まなくなってしまうことがあるのも現実…。

人間はそれぞれに、得意なことや不得意なことを持ち合わせています。

全く同じ人は存在しないように、多少なり人と人は凸凹とした独特の特徴を持っていて、そのような特徴は「個性」ではなく「特性」と捉えても良いのかもしれません。

本書「もしかして、アスペルガー?と思ったら読む本」は、その人を色眼鏡でみるためではなく、ちょっとした違いを認め合い、どうしたら意思の疎通が図りやすいのか?お互いに気持ちよく仕事や交友が図れるのか?を考えることを目的として書かれています。

もしかして、アスペルガー?」と思ったら読む本(永岡書店、広瀬宏之著)」

うまく空気を読むことができない

特にわかりやすいのが「うまくその場の空気を読むことができない」というもので、会話をしている相手が好まない話の内容でも、話題を変えるなどもせずに話続けるなどの特徴があります。

アスペルガーの人は、相手の気持ちを汲み取ること。その場の雰囲気を感じ取り柔軟に対応することなどを大の苦手としています。また、本人が楽しんでいることが表情ではわかりにくいことがあります。常に怒っているように見える癖があったりするのもその特徴。

しかし、空気を読むことが苦手であっても、人によってはそれを認識したうえで、その人なりに一生懸命空気を読もうと努力をしている人もいます。なので、一概に決めつけるのではなく、少し広い視野と心で受け止めていくことが大切。

言葉の理解や使い方が独特である

会話の中で現代ではあまり使われない言葉であったり、意味がわかりくいほどの難しい言葉を使ったりすることが多くあるのも特徴です。本人にとっては難しくないと思っている言葉を相手が理解できていないと知りつつも使い続けるなど、少し偉そうに見えてしまうこともあります。

同じパターンをくりかえす

興味を持つものに対しての集中力は群を抜いています。

気持ちや想いなどのカタチのないものである「感情」を表現するのが苦手であり、時に冷酷な言葉で相手を攻め立てたりもしてしまう場合もよく見見受けられます

家族や友人・同僚としてできること

それでは、日常の中でアスペルガーの人と関わる際に、どう対応したら良いのか?

きっと、自分の中にある固定観念や常識と呼ばれるものを手放し、多様性を認めてから広い心で接することが大切です。また、何かをお願いする際などは、回りくどくぼんやりと伝えるのではなく、わかりやすく明確な言葉で伝えることが大切です。


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