素人でも作れるチラシで売り上げアップを!

素人でも作れるチラシ『繁盛店が必ずやっているチラシ最強のルール』で売り上げアップを!

家に帰りポストを開けると大量のチラシが…。

そういえば自宅のポストって、ほぼ毎日何かしらのビラ・チラシが入っていませんか?

ついつい仕事柄、一通りチラシに目を通していますが、人によっては目もくれずゴミ箱にさよならしている人も多いのではないでしょうか。

チラシ=広告?orゴミ?

おそらく「興味のある広告」や「好きなお店のセール告知」などであれば確認する人がいると思いますが、知らないお店や興味のかけらもないセミナー告知などであれば、そのチラシはただの紙切れであり、ゴミでしかありません。

しかしながら、なんとか売上につながる手掛かりが欲しい、そう思って頑張っている個人事業主の方や企業にとってチラシは重要なツールのひとつであることは昔も今も変わらないと思います。

今回は、そのチラシについて様々なご経験をされている、ジャイロ総合コンサルティング株式会社の取締役社長(渋谷雄大さん)の書籍『繁盛店が必ずやっているチラシ最強のルール』をご紹介します。



こんな人におすすめ!

  • 店舗の売上アップにチラシ制作を考えている人
  • 既に何度かチラシを撒いているが効果が出なくて困っている人
  • デザイナーではないけれど自分でチラシを作りたい人
  • デザイナーだけどチラシ制作をしているがネタに困っている人

 

著者の渋谷雄大さんは、訪問販売会社にて最年少トップセールスを樹立後、サプリメント専門チェーン事業部門の責任者として、ショッピングセンター・百貨店などへの出店戦略をはじめとして、人材育成、プロモーション・広報などを一手に引き受け多店舗展開を達成。

営業、人材育成、WEBプロモーションなど多岐にわたり精通し、各種講演を開いている実力者です。そのいくつもの経験から、チラシに関する考え方を解説してくれていますので参考になることが多くありました。

宣伝するチラシは嫌われる

デザイン会社に費用を払ってチラシを依頼している企業や店舗からすれば、たった一枚のチラシからなんとかお客様を増やしていきたいという願いが込められているのは良くわかります。けれど、ただ商品の宣伝や告知などをしているだけのチラシは「読み物」としか認識されなかったり「胡散臭い」と思われたり、勝手に嫌われてしまう可能性も秘めています。

そもそもチラシは邪魔なものでしかない

 

「近くにこんな店ができたんだ・・・」
「あそこのマンションって〇〇万円もするんだ・・・」
「そういえば家の水回りが汚れてきたな、週末掃除しよう!」
「今だけ特別価格!って書いてあるけど、毎月やってるよな」などなど…

 

そのチラシを見る人は、広告宣伝を情報として勝手に解釈してしまう傾向にあります。あなたのお店に行きたい!相談したい!依頼したい!というような、企業が期待する行動を起こしてもらうには、一方的な宣伝をしているだけでは難しいと言えます。

興味を持ってもらうことを考える

そこで、大きなゴールの「お問い合わせ」や「申し込み」ではなく、まずは何よりも自社の商品やサービスを知らない人に「“興味を持たせる”キッカケをつくるツール」としてチラシの内容を考えた方が効果は高いと著者は言います。

チラシでモノを売らない

チラシはもちろん、その企業が利益を上げるための販促ツールであることに違いはありません。しかし、スマホやインターネット、電車の中吊り広告など、消費者は日々多くの広告を目にしています。そんな中で、さらに宣伝しても見飽きてしまっている人にとっては、嫌気が差してしまうのが正直なところ。。。

「売上につながらないならチラシなんて作る必要ないよね・・・。」

悩みや問題の解決策を伝える

そこで大切なことは、チラシを宣伝ではなく「消費者の悩みや問題を解決するため」に使うという視点で考えます。人には普段から数々の疑問や悩み、困りごとや知らないことを抱えています。その悩みを解決できそうな内容を、企業が宣伝したい商品に結びつけるようにします。

もちろんチラシですべてを説明する必要はありません。

 

「この商品を買えば、ずっと悩んでいた問題が解決されるかもしれない」
「そういえば最近浴室の汚れが落ちないんだよな・・・」
「来週の誕生日会にピザを注文するのもいいかも!」などなど…

 

その商品に興味を持つような自分事のストーリーを見せる

人の悩みや好奇心に寄り添った内容で商品を知ってもらう。そうすることで消費者はチラシを宣伝だと認識するのではなく「悩みを解決してくれるヒント」として受け止めてもらえる可能性が高くなります。ただ、キャンペーン告知を謳ったり、今だけ割引券を付けたり、目先のお得感だけで人を呼ぼうとしても人は動きません。

料金の安さはもちろん興味を持つきっかけにもなりますが、それは既にファンになっているブランドやメーカー、スーパーのチラシなどで効果は期待できますが、まだ関わりのない消費者に知ってもらうためのチラシで重要なことは、人は何に困っているのか?自社の商品がどんな人の生活を豊かにするのか?相談してみたい、話を聞いてみたいと思うような内容であることの方が大切です。

つまり、自社の商品で解決できる問題を、消費者の問題と認識させ自分事化してもらうようなメッセージを込めましょう。

曖昧な表現ではなく数字で見せる

CMなどでもよく見ますが「業界No.1の売上実績!」や「激安セール!」など、何となくインパクト重視で掲げられたコピーがありますが、今では多くの広告で使われており「最安値!」など目に入っても「本当に?最安値かは信用できない」と思ってしまうのが消費者心理ではないでしょうか。出来るだけ多くの人の興味を惹きつけたいと思うばかりに、誇大広告ギリギリの表現などしているお店もありますが、絶対にやめるべきです。

人は数字で伝えると納得しやすい

私たちは無意識のうちに曖昧な謳い文句よりも「数字」を信用しやすい傾向にあります。嘘はいけませんが確かな数字の実績を伝えることで、その説得力は何倍にもなり訴求効果が高まります。

例えば、「たくさんの方に愛用されています!」ではなく「20代の女性84%に愛用されています!」にする。また「販売実績ナンバーワン」ではなく「100万個売れています」というように、数字に落とし込んで伝えるだけでその信用度はぐっと上がります。

まとめ

ただのチラシ、されどチラシ。一枚の紙切れがキッカケで生まれる利益も解決される問題もたくさんあります。WEB広告が主流の現在においても、紙のチラシで売上や信頼を上げている企業も多く存在します。ただし「かっこいいチラシを作って配布すればお客様は勝手にやってくる」というような簡単なものではありません。

制作会社に依頼すればOKというわけではない

私はデザイナーという職業のため、このようなチラシの制作などを受注していますが、チラシは「プロが作れば効果が出る」というわけではありません。お店の人が気持ちを込めて手書きで作ったチラシの方が断然お客様に想いが伝わることも数多くあります。つまり、正解はないと思います。誰がつくるか?ではなく、何をつくるか?の方が重要で、きちんと消費者目線で商品やサービスを見ることができるかどうか?が効果の出るチラシを作る大切なことになります。

安いからといった理由で制作会社を選んで依頼をするのではなく、少し値が張ってでもそういったことをきちんと理解しているデザイナーさんや制作会社に発注した方が良いでしょう。結果的に費用対効果は、後者の方が高くなると思います。今回の内容を参考に、チラシの内容やデザイン会社を考えてみてください。多くの企業や店舗様の参考になればと思います。

興味を持った方は、是非一読してみてください。

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