家族ほどしんどいものはない。
血のつながりがある唯一の存在だからなのか、ある一定期間の間ともに生きてきた仲間だからなのだろうか、自分を愛し育ててくれた感謝からなのか、「一家団欒」という家族をポジティブに捉えたイメージに私たちはいつしか縛られてはいないだろうか?
家族だから何でも許されるという甘えた考えや、何も言わなくても思いは伝わっているという勝手な誤解など、親しい友人よりも会話や向き合う機会が少ない家族を、きっと私たちは「わかったふり」をして生きている人が多いと感じます。親が生きてきた日々の中で、何を思い何を考えていたのか?命途絶えてから改めて思い浮かべてみたが、結局何もわからなかったと自分を責めることもある。家族という無償の愛はさておき
こんな人におすすめ!
- 家族間のトラブルに悩んでいる方
- 兄弟や家族との関係を考えている方
- 家族に対してネガティブになってしまう方
家族といえど個人でしかない
家族といえど違う個人なのだ。個と個の間に摩擦が生じれば、何が起きても不思議ではない。
親子間におけるトラブルは年々増加経過傾向にあり、殺人や暴行が家庭内において行われてしまっているのも事実。家族だから大丈夫ではなく、家族だからこそ真剣に考えていかなければならないのです。すべての家族が笑顔でともに暮らせる人が1家族でも多くなりますように。『家族という病』
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家族という病
下重暁子 幻冬舎 2015年03月
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