従業員でいること、経営者になること。
あなたはどちらを望んでいますか?
同じ労働者ではあっても、私たちは立ち位置によって見える景色も見え方も変わってきます。人は目の前に広がる世界を「見たいように見ている」ことが多く、自分に都合の良いように解釈しやすい。どうせ「働く」のであれば、もっと自分事として働きたくありませんか?
というわけで、社長としての思考力を考えていきたいと思います。
こんな人におすすめ!
- 経営に興味があり独立したい
- 社長が何を考えているのか知りたい
- 会社をもっと良くしていきたい
経営とは?
まずはじめに、社長がしなければならない「経営」ですが、この経営とは何なのでしょうか?大きく次の3つと考えられます。
- 企業の方向づけ
- 資源の最適配分(ヒト・モノ・カネ)
- 人を動かす
簡単に言えば、「何をやって何をしないか」を決めることです。企業が抱える資源を元に、人員を配置し、何をして何を得るのか?あくまでも確証のない物事を、知りうる情報の中で判断し、進めていく必要があります。
良い会社とは何か?
- お客様に喜ばれるサービス・商品を提供して社会に貢献する会社
- 働く人が幸せな会社
- 高収益の会社
この3つの要件を満たす会社が「良い会社」と言えるでしょう。逆にどれかがかけてもダメなのです。
働く人の価値観や考え方は様々ですが、理想と言えるのは「働く人が、働くことそのものから幸せを得られる」ということ。給料が良いからとか、仕事が楽だからとか、ではなく働くことで得られる成長や、他者への貢献度、感謝される充実感など、「その仕事をしているだけで幸せを感じられるかどうか。」綺麗事かもしれないが、あくまでもこれが理想です。
組織作りについて
社長がすべき仕事のひとつは「正しい価値観を共有した組織をいかにつくるか」が重要になります。考え方や趣味趣向は違えど、商品やサービスをお客様に提供するうえで大切にする価値観を揃える。そして、「働くことの幸せ」と「経済的な幸せ」を得られる環境を整備すること。
教育について
新人を教育することはどの企業においても必要なこと。では、どこまで教育をすれば良いのか?というのは難しい課題のひとつです。「一人前」になるまでは教育が必要、しかし、そこからは個人が自発的に成長していく必要があります。会社はあくまでも「一人前」になるまでは教育をしますが、「一流」になるかどうかはその人次第。つまり「一人前」で止まるか「一流」になるか?は個人の努力次第です。また、会社員と言えど、その仕事のプロであることに違いはありません。「頑張ったけど目標には届かなかった・・・。でもその努力は認めて欲しい!」というのは大きな間違い。プロに努力賞なんてないのです。これは努力なんてしなくて良いと言っているのではなく、努力なくて成功も成長もない。それは当たり前のことで、努力を続ける習慣を身に付けた人だけが成功を手に入れることができるのです。
その他、社長に限らず働くうえでの考え方、物事の捉え方、個人だけでなくチームとして、会社として社会に貢献していくために必要な考え方に気づかされることが多くあります。社長を目指していなくても、もっと仕事ができるようになりたい。成長したい。評価されたいと考える人は是非手に取ってみることをお勧めします。
『社長の心得 ディスカバー携書、小宮一慶著』
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社長の心得 (ディスカヴァー携書)
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2022年01月28日
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