好きに勝るものはなし

好きに勝るものはなし

ギョギョ!でお馴染みの「さかなクン」。たまにTVでお見受けしますが、子供向けの本も出していたんですね。人として尊敬するさかなクンの生態・・・ではなく生き方をを知りたくなって『さかなクンの一魚一会、講談社、さかなクン』を手に取りました。子供向けの本のため漢字にフリガナがふってありますが、大人でも楽しめる内容になっています。また親子で一緒に読んでみるのもいいかもしれません。



こんな人におすすめ!

  • さかなクンについてもっと知りたい方
  • 子供の教育方針に悩んでいる方
  • 好きなことで生きていきたい方

誰かのために何かをすることで気付くことがある

好きなことをやっていたい!」そう誰しもが思うことですが、いくら好きなことでもずっとやり続けるのもそれはそれで難しいですよね。ある程度満足すると飽きてしまったり、他に面白そうなことがあると別のことをやるようになったり。あれもこれもと、次の好きなことを探し始めていたりするもの。

私たちは心のどこかで、好きなことであっても同じことを長いことをくりかえしてばかりいると、自分が成長していないと感じてしまったり、新しい刺激を求めて別のことに挑戦しようとしたりする。そんな複雑な習性を持ち合わせています。

さかなクンは小さな頃から、魚が大好きで、絵を描くことも好きだったので、ひたむきに魚の絵を描き続けていました。そんなある日、学校新聞(ミーボ―新聞)を書くことになり、自分の書いた魚に関する新聞を興味を持って見てくれる同級生や、もっと教えてと声をかけてくれる友達が増えていきました。それまでは自分のためにノートに描いていたただの落書きが、ミーボ―新聞をきっかけに、他の誰かのために魚の絵や新聞を書きたいと思うようになったそうです。

※ミーボ―はさかなクンのあだ名です

絵は自分で楽しむだけじゃない。
人に見てもらい、人を喜ばせるという役割もあるんだ。
そして、自分の書いた文や絵が、人を動かし、影響を与えることもあるんだ。

家族の優しさがあってこそ子供は好きなことに夢中になれる

大人はついつい家族のやることにケチをつけたがる。子供の興味・関心が何に向いているか?あなたはご存じですか?さかなクンのお母さんは「お魚が好きならとことんやりなさい」という姿勢で、さかなクンの興味のあることに対して全面的に協力をしてくれていたそうです。

「いい加減やめなさい」「もっと勉強しなさい」「早く帰って来なさい」など、多くの親が子供のやりたいことに制限をかけてしまいがちで、好きなことばかりやっていては良い大人になれないよ。と子供ためを思って忠告したりします。ですが、それが逆効果になってしまう場合もあります。子供にとって夢中になれるものがあるということ、きっとそれは心の支えになります。子供の小さな「好奇心の芽」が、もしかしたら将来とんでもなく大きな木に育つ可能性も大いにあります。

最後に

さかなクンは、傍から見ればちょっと変わった子供だったかもしれません。得意なこともあれば苦手なこともあり、うまくいかないことも経験しながら切磋琢磨して夢を叶える。そんなさかなクンの今後も期待しております。


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