テクノロジーの発達により、我々の仕事はAI(人工知能)が肩代わりしてくれるようになりました。便利さを求めてきたことで本来人間がしていたことを機械がしてくれることによる弊害も少なくありません。人間が生み出す技術により、人間の価値が下がっていくという恐ろしい状況に私たちは変化を余儀なくされてきています。
人がより楽に、正確に、スピーディーにと「効率」を求めることと、人間の価値を保つことは果たして可能なのでしょうか・・・。そんな時代だからこそ、私たちは何をすべきなのか?AIが出来ないことは何か?その答えを探し出すことが必要になってきています。『仕事のためのセンス入門、筑摩書房、松浦弥太郎』
自己決定ができるかできないか
テクノロジーと人間のバランスを保ち、自分という存在に価値をつけていくには、「自分の頭で考える」という何とも人間らしいことが重要で、責任を持った自己決定をしていくこと。「決断力」が何よりも求められてくることでしょう。ふと周りを見渡してみると「何事も決めれない人」が以外にも多くいることに気が付きませんか?簡単な物事に対しては、自分の要望や意見はできるけれども、責任が伴う判断に遭遇すると決まって逃げ腰な人。責任を取りたくないという無責任な人は、いつしか誰かの駒でしかなくなってくるでしょう。もし、自分がそうだと思うのであれば変化を恐れずに「自分の頭で考え決断する」ということを意識的に行うようにしていくべきだと思います。
現状維持を求めている限り、自分の仕事はなくなっていくことを理解する。今自分が見えている景色はそのうち他の誰かであったりAIであったりが、見ることになる。席を取られてからでは遅いのです。
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仕事のためのセンス入門 松浦 弥太郎 筑摩書房 2021年03月31日頃
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